ガーナ建築の裏
2012年 09月 26日
こっちの(ガーナ)家の作りって、本当にシンプルっていうか
耐震やら耐熱・耐寒 なんつう言葉は存在しない作りになってます。
当然、雪も降らなければ地震もろくにないお土地柄だから、その必要性がないっちゃないんでしょうけども・・。
実は、私たちの住むキャンプでも新しい建物が出来上がりつつあります。
もう、かれこれ3ヶ月以上!! コツコツとやってますでしょうか・・・。
それも大人数でね!
今現在はこんな感じになってきてます。
大工の私の父がこんなの見たら、「うひゃあ~!・・・」 とうなってしまうような建物ですが・・。
こっちのいわゆる ”良いお家” っていうのは、こうゆうコンクリートのブロック塀。
村へ行くと、砂とコンクリートを混ぜてこのブロックの塊を手作りしているのを良く見かけます。
そしてこの手作りコンクリートのブロックをトントンと積んで行きます。
ろくに計っていないので、このブロックの大きさが合わないとコンコンととんかちで、これまた上手に小さくして合わせて行くという・・・まるで子供の積み木遊びみたいな作業。
でも、ほら、そんなんでもちゃんと家らしくなってきてる・・・。
たぶんバスルームの窓になるであろう、小さな枠はそれぞれサイズが違ってますけど、そんなのは
最後に帳尻を合わせるかのごとく、うまーくごまかしながら既製の窓枠に合わせるんです。
このブロック以外に何もつかってない壁。 とってもシンプル。
そして、きっともろい・・・・・。
”地震来たら・・・・イチコロだな”
とつぶやいてみるものの、この国には必要ないことなのかもしれません。
で、最近やっっっっと、屋根を張り始めたんですが
手際が悪いっていうか、何も考えてないっていうか・・・・
せっかく新しく張った屋根の上をベコベコ普通に歩くし、トンカチでバンバン叩いていくので、
このように新しい屋根は既にボッコボコ~~!
ごん兵も、「あ~あ、あんな屋根になっちゃって。。。」と呆れてました。
で、すごいっていうか、なんか 「なるほどね~」 と感心してしまうっていうか、
こんな適当な壁で、きっと窓枠なんか隙間だらけ(今の私たちの住んでるところがそうだから)になるんだろうけど、
ペンキを塗ってしまうと あら不思議!
なんかとっても良いお家(風)に変身してしまうんですねえ~。いやいや、すごい。
(これは既に出来上がっている建物)
いや~、こっちの家ってとってもシンプルで、それでも十分なんだからいいよな~とある意味感心してしまいます。
町へ行っても、こんな感じでコンクリートがチビチビと詰まれている、将来はきっとものすごい大きなお屋敷になるであろう工事があちこちで見られます。
途中でお金がなくなって作業がまったく進んでいないところが多いけど。。。
でも、コンクリートのブロックさえあれば、どんどん積み上げていけばいい訳なので、いくらでも大きな御殿は作れるのが、ここアフリカなんじゃないかと思います。
良く見るとすごーくいい加減っぽい建物だけど・・・・、
これもペンキをチョチョッと塗ればきっと大御殿に変身して
お金持ちが住むんだろうなあ~。
日本のように、四季があって、雨、雪の多いところもあり、そして地震も多い国は、やっぱりこうゆう風には行かないわけで・・・
台風がくれば、雨風に負けないような建物が必要で
梅雨の湿った季節には喚起性を考え
冬の寒さの為に、耐寒性の強い素材を使って家を建て・・・
と、次から次へと変わる季節にそって、"準備”をして行かなければなりませんよね。
それでもいろんな自然は厳しいから
日本人はたくさんの被害・経験をしながら、それを生かし、研究し、進歩・発展してきている。
そう思うと、そうゆう危険性、必要性があまりないこの国の人たちの進歩度、向上心っていうのはなかなか養えないんじゃないかな、と感じます。
だって、別にいいんだもんね、雨風がとりあえず防げれば・・・。(あ、言っちゃった)
下手したら、外から見えなければいい、って感じ?
冬に備え、梅雨に備え、猛暑に備え、災害に備え・・・・そうやって常に準備万端に先を見て生きていく日本人と、
”何かに備える” と言うことをあまりしない(しなくてもいい)この国の人たちの違いは
やっぱり生きていく土地の違いが大きいんでしょうね。
でも、やっぱり人間は「学ぶ」生き物だから、いろんな試練を通って経験して
大きく強く賢くなって行くんだなーと、この国の人たちを見て感じますね。(良い悪いは別としてね)
はい、上を目指します!
いつも応援ありがとうございます。
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耐震やら耐熱・耐寒 なんつう言葉は存在しない作りになってます。
当然、雪も降らなければ地震もろくにないお土地柄だから、その必要性がないっちゃないんでしょうけども・・。
実は、私たちの住むキャンプでも新しい建物が出来上がりつつあります。
もう、かれこれ3ヶ月以上!! コツコツとやってますでしょうか・・・。
それも大人数でね!
今現在はこんな感じになってきてます。
大工の私の父がこんなの見たら、「うひゃあ~!・・・」 とうなってしまうような建物ですが・・。
こっちのいわゆる ”良いお家” っていうのは、こうゆうコンクリートのブロック塀。
村へ行くと、砂とコンクリートを混ぜてこのブロックの塊を手作りしているのを良く見かけます。
そしてこの手作りコンクリートのブロックをトントンと積んで行きます。
ろくに計っていないので、このブロックの大きさが合わないとコンコンととんかちで、これまた上手に小さくして合わせて行くという・・・まるで子供の積み木遊びみたいな作業。
でも、ほら、そんなんでもちゃんと家らしくなってきてる・・・。
たぶんバスルームの窓になるであろう、小さな枠はそれぞれサイズが違ってますけど、そんなのは
最後に帳尻を合わせるかのごとく、うまーくごまかしながら既製の窓枠に合わせるんです。
このブロック以外に何もつかってない壁。 とってもシンプル。
そして、きっともろい・・・・・。
”地震来たら・・・・イチコロだな”
とつぶやいてみるものの、この国には必要ないことなのかもしれません。
で、最近やっっっっと、屋根を張り始めたんですが
手際が悪いっていうか、何も考えてないっていうか・・・・
せっかく新しく張った屋根の上をベコベコ普通に歩くし、トンカチでバンバン叩いていくので、
このように新しい屋根は既にボッコボコ~~!
ごん兵も、「あ~あ、あんな屋根になっちゃって。。。」と呆れてました。
で、すごいっていうか、なんか 「なるほどね~」 と感心してしまうっていうか、
こんな適当な壁で、きっと窓枠なんか隙間だらけ(今の私たちの住んでるところがそうだから)になるんだろうけど、
ペンキを塗ってしまうと あら不思議!
なんかとっても良いお家(風)に変身してしまうんですねえ~。いやいや、すごい。
(これは既に出来上がっている建物)
いや~、こっちの家ってとってもシンプルで、それでも十分なんだからいいよな~とある意味感心してしまいます。
町へ行っても、こんな感じでコンクリートがチビチビと詰まれている、将来はきっとものすごい大きなお屋敷になるであろう工事があちこちで見られます。
途中でお金がなくなって作業がまったく進んでいないところが多いけど。。。
でも、コンクリートのブロックさえあれば、どんどん積み上げていけばいい訳なので、いくらでも大きな御殿は作れるのが、ここアフリカなんじゃないかと思います。
良く見るとすごーくいい加減っぽい建物だけど・・・・、
これもペンキをチョチョッと塗ればきっと大御殿に変身して
お金持ちが住むんだろうなあ~。
日本のように、四季があって、雨、雪の多いところもあり、そして地震も多い国は、やっぱりこうゆう風には行かないわけで・・・
台風がくれば、雨風に負けないような建物が必要で
梅雨の湿った季節には喚起性を考え
冬の寒さの為に、耐寒性の強い素材を使って家を建て・・・
と、次から次へと変わる季節にそって、"準備”をして行かなければなりませんよね。
それでもいろんな自然は厳しいから
日本人はたくさんの被害・経験をしながら、それを生かし、研究し、進歩・発展してきている。
そう思うと、そうゆう危険性、必要性があまりないこの国の人たちの進歩度、向上心っていうのはなかなか養えないんじゃないかな、と感じます。
だって、別にいいんだもんね、雨風がとりあえず防げれば・・・。(あ、言っちゃった)
下手したら、外から見えなければいい、って感じ?
冬に備え、梅雨に備え、猛暑に備え、災害に備え・・・・そうやって常に準備万端に先を見て生きていく日本人と、
”何かに備える” と言うことをあまりしない(しなくてもいい)この国の人たちの違いは
やっぱり生きていく土地の違いが大きいんでしょうね。
でも、やっぱり人間は「学ぶ」生き物だから、いろんな試練を通って経験して
大きく強く賢くなって行くんだなーと、この国の人たちを見て感じますね。(良い悪いは別としてね)
はい、上を目指します!
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by mikiume-nz-africa
| 2012-09-26 23:43
| ガーナ出来事