げっ 食べちゃった!
2012年 02月 25日
(はっきり行って、運転手くんが次にどこへ向かうかわからないのでただ付いていくだけの私たち)


ここは車と人がとにかくごっちゃ混ぜのにぎやかな通りで、タクシーがビビークラクション鳴らしながら突っ込んでくるので道を横切る私たちは真剣!二人で手をつないで「せーの!」って掛け声かけて思いっきり走って渡ってました。でもそんな風にしてるのは当然私たちだけ。
地元の人たちはまあ優雅に(?)ノーロノーロとうまく渡るもんです。
子供おんぶして頭には大量のパイナップル。そして車の間をススーと通り抜けていくたくましい母。

道脇には携帯電話を売ってる売店や、ほうきとかプラスチックなんかを道端で売ってるおじさん、青いバケツに入ったシチューとご飯を売ってるオバちゃん、怪しげな安っぽいアクセサリーを売ってるおねえちゃん、などがとにかくいっぱい。
私はそこでマフィンを焼く容器を買ったんですが、値段がいまいち怪しかった・・・。

だってカウンターでなんか相談してから私に値段を言ったもん。
あれは絶対 ”外人値段”(=通常の倍とかの値段)だったな。チッ!
こんなとき、「ホントはいくらなのよ!調子に乗ってぼったくるんじゃないわよ!ふんッ

くらいの強気で買い物取引ができるといいな、と思うけど、なんかそうゆう取引が疲れてしまうから、ついつい言われた金額を払っちゃう小心者なんだな。
さて、そんなこんなで買い物がすべて終わったのはもうお昼を過ぎてまして、気がついたら結構おなか空いてました。
「いつも君たちが行く店で地元の料理を食べよう」
と、ごん兵が提案してお昼はちょっとアドベンチャーな店に行ってみることにしました。
ちょっと道脇に入ると、小さなレストラン、いやレストランと言うより大衆食堂、、、がありました。
中に入るとおじさんたちがテレビ観ながら食べてる食べてる!!!

とりあえず、あまり辛くないもの(ガーナの料理は結構辛い)お願いします、ってことでスタッフの人に注文してもらいました。メニューとか写真もないのでそうするしかない・。・・・。
厨房のような所はなく、店の端っこでおばちゃんが調理してます。
調理するって言っても、既に大きなナベにスープができあがっているようで、その前に石の皿みたいなものに調味料を混ぜていって、そこにスープを混ぜるという感じみたいです。

いったい何が入っているのかわかりません・・・・ こわっ。
このこってりしたスープの中にはいろんな動物たちが・・・・。

こちらではこんなスープ(シチュー)と一緒に、フーフーと呼ばれる餅のような物を一緒に食べます。日本で言えば白米みたいな存在。
フーフーはキャッサバと緑バナナの大きいものを粉状態にして作ります。
さあ・・・・
それでは・・・・
食べてみますか?
一応、私たちにはスプーンをくれたんですが、皆と同じく手で食べることにして~・・・・
(一応、手洗い用の水の入った入れ物と桶が渡されます)
私たちが食べたものはこれ(きっと食べられないと思ったのでごん兵と二人で一個)

私が手でつかむのを躊躇していると、店のおばちゃんたちにケラケラ笑われました。
でも、勇気を出して、まずフーフーをグニュとつかんでみる・・・・。

これはまさしく餅だ。
ちょっと伸びない餅。
一緒に来たスタッフたちの食べ方を見て、真似して食べてみる・・
彼は魚料理。 なんか見るからに辛そうだ。

フーフー自体には味があまりなく、そこにスープがどっさりかかっているのでそのスープと肉とフーフーを混ぜて食べます。
味はねえー
今までに食べたことのない味。
いったいなんのスパイスが入ってて、何味で、おまけに何の肉を食べているのかもわからない私たち。
肉は普通っぽいんだけど、スキン(皮)が妙に厚い。そしてその油っぽい皮はプリッとしているものの決して心地いい歯ごたえじゃない。
この脂肪の厚さから言って豚さん? いや、肉の味はヤギさんっぽい? なんて言いながら食べてたら
「その肉は グラスカッターです」
とスタッフの一人。
グラスカッター? 日本語で言えばなんていう動物なんでしょう?
英語でそのまま訳せば 草刈りか ??
へ?? グラスカッター???
ごん兵も私も、そのあとじっくり肉を眺めてみて、そして知ってる限りのグラスカッターと言う動物のイメージを思い浮かべてみる・・・。
グラスカッターは、一言で言えば
”でっかいドブネズミ”
だそうです。(ごん兵論)




いやっ~!!


グラスカッターと言う動物がこの辺にたくさんいるのは聞いていたんですが、実際に見たことはなく話しに聞くと20~30センチくらいのネズミみたいな動物らしい。
知らずに口にしていた時はまだよかったんだけど、教えてもらった後どうしても自分がでっかいネズミを食べているってことが頭から離れず、食欲が一気になくなってしまった私たち。
特にあの1センチもある分厚い皮は・・・・・う~~っ 絶対無理~!

食べ終わったあとは置いてあった食器洗剤で手を洗ったんですが、指に付いた匂いが強烈で帰ってきて何度も石鹸で洗ったにも関わらず匂いが取れず、二人で「もう、グラスカッターはいいね・・」と、二度と食べないことを誓いました。死んでくれたグラスカッター君には申し訳ないが・・。
今こうして書いててもあのネズミ君の厚い皮の食感が思い出されて、ウッとなってしまいます。
でも、これも経験!
何事も経験です!はい。
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