人気ブログランキング | 話題のタグを見る

タンザニアの次はガーナでゴールド掘ってます。


by mikiume-nz-africa

オラが村が被災者受け入れ

昨日もちょこっと触れましたが、私の実家のある小さな村が、今回の地震津波での被災者1000人を受け入れるというニュースを見ました。

私が住んでいるタンザニアの陸の孤島(住所なし)では、テレビのチャンネルが限られているんですが、何故か唯一NHKワールドが映ります。(ある意味奇跡)
これは私にとってはありがたいことで、今回の地震のニュースもそれで知りました。

ただ、ニュースが入ってくるまでにはちょっと時間差があるらしく、同じニュースが何度も繰り返し流されているので、ネットをしながら時々テレビを確認する、と言う感じです。


そして、昨日いつものようにパソコンをしていたんですが、突然わが村の名前が耳に入ってきたんで、びっくり。
自慢ではありませんが、私の実家のある村は人口5000人ちょっとの小さな村です。
国立公園は有名なのでその名前を言えば、「あー!」とわかってくれる人はいますが、村の名前を言っても知る人は少ない場所だと思います。

そんな村の名前がNHKワールドで流され、おまけに映像まで流されているのをみて本当にびっくり。
いったい「オラが村」で何があったんだ??と、テレビの前に仁王立ちで見入りました。

内容は被災者1000人を受け入れるためにバスが何十台かが出発したと言う話でした。
確かに村にはかなりの数の旅館、民宿があるので、そういった面では受け入れる環境は十分だと思います。

実は地震が起きてから、”じっとしていられない男”(ごん兵)は、ずっと言ってました。

「実家には部屋が沢山あるんだし(旅館しているので)、温泉もあるんだから受け入れられるよ!電話して提案してみろ!」と・・・。


”すぐに行動できない女”(私)は、「うーん、確かにそうだね。そうできたらいいよね」と曖昧な返事をしていたんですが、まさか本当にそんなことが実際に起きて、それもワールドニュースで流れているってことが信じられませんでした。

と、同時に、急に喉と鼻の奥がツーンと詰まったように痛くなりました。(感動で)

すぐにごん兵に電話で伝えると、「ワンダフル!グレイト! Good on them!(NZでよく使われる言葉で「よくやった」って言う感じの意味)」と喜んでいて、帰ってきてからも、「次にできることはなにか」「日本に帰ってボランティアで仮設住宅建築の手伝いをする」などと永遠に語っていました。半泣き状態で・・・。(涙もろい男)


ニュースを見ていると、そんな日本中の助け合いがたくさん流れていて本当にすばらしいと思います。世界中の多くの人たちがそれを賞賛しています。
ごん兵も日本にはとっても深い思いがあるので、仕事仲間にいかに日本人が辛抱強く、見本的な国民であるかを語っています。

こんなアフリカの陸の孤島にいて、限られたテレビやインターネット(それもつながらないことが多い)からの情報を見ているだけですが、それでも現場の様子や大変さは伝わってきていて、離れている私でさえつらいので、日本にいる人たち、被災者はどんなにか大変かと思います。

少し前に地震のあったニュージーランドのクライストチャーチの友人たちも、自分達もまだ大変な状況でありながらも、私に「日本の為に祈っているわ」と何人もメールを送ってくれました。

ほんと、ありきたりの言葉ですが、「頑張れニッポン」と応援しています。


オラが村が被災者受け入れ_b0208620_16495423.jpg

地震のある2週間前の「オラが村」
スキー場のてっぺんから山々の景色を眺めるごん兵。(尻の雪は私が投げたもの)



頑張れニッポン!
読んだついでにクリックお願いしまーす!
人気ブログランキングへ
by mikiume-nz-africa | 2011-03-19 16:59 | たわ言