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タンザニアの次はガーナでゴールド掘ってます。


by mikiume-nz-africa

孤児院を訪ねて2

孤児院の話の続き

100人ちょっといる孤児たちは、それぞれ年齢によって部屋が分かれています。

この子供たちは小学校低学年か保育園のグループ。
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英語も少し話せます。

そして

びっくりしたのが、こんな大きくなった子供たちでも寝ているのは。。。。。。


↓↓↓ こんな小さなベッド
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どう見てもこんな赤ちゃん用のベッドでは絶対に小さすぎる。

でも、床に寝るよりはいいのかもしれない。


台所(ただ外で作るだけだけど)で夕食の準備中。
孤児院を訪ねて2_b0208620_164096.jpg

これが100人分のご飯。 これだけ。おかずなんかもちろんなし。
大人の女性一人と、あとは中学生くらいの女の子が準備するそうです。

食事担当の中学生女子もいるらしく、彼女たちだけでも十分作れるようになっているらしい。

と言っても、芋を蒸かしたり、こうやって米を炊くだけのご飯なんだけど。。


ところで、この孤児院はどうやって運営しているのか、院長に聞いてみました。

基本的に現金収入はないとのこと。

米や服は寄付で、施設のわずかな電気代はここの鉱山の会社が払ってくれているんだそうだ。

なんとこのヤギも寄付されきた。(もちろん、食べるため!)
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でも、妊娠していたので殺さずに赤ちゃんを産ませたんだってー。
2種間前に生まれたヤギの赤ちゃん、かわえ〜〜! よかったよかった、生まれてこれて。

ごん兵は、院長に「これでいずれは3匹分の肉が食べられるね!」と冗談で言ってました。
(実際にそうなるんだろうけど。。。。)

こんなアフリカの、ガーナの、小さな町で100人を超える子供たちの面倒を見て、学校に行かせて、自立させるまでの費用を賄うのはやっぱり大変なんだそうだ。

特に、現金収入がないから、スタッフの給料も多くは払えない。
だから人員不足。 24時間態勢だしね。


院長にいろいろ話を聞いて、「今子供たちに一番必要な物はなんですか?」 と聞いてみた。


院長の答えは  『図書館』

部屋はあるので、後は本と本棚があれば、子供たちは本を読めると。

昔学校の先生をしていたと言う院長は、やっぱり本は大事!と言う。

確かに、ここで生活する子供たちには、精神的に助けが必要な子供もいる。
いろんな事がわかるようになってからここへ連れて来られた女の子16歳は、私たちが行った時、一人ベッドに横たわってじっとしてるだけでした。
私たちが声をかけて起きてきてくれたけど、表情がとても硬く笑顔がなかった。

院長いわく、彼女はいろんなトラウマがあるんだって言ってたけど、あんな風に昼間から暗い部屋で友達とも話さずベッドに寝ているなんて、やっぱり健康的ではない。
もし本でもあって、物語でも読む事でちょっと幻想的な世界に入ったり、いろんな世界を夢見ることでもしかしたら彼女にも夢や希望が生まれるかもしれない。。


ん〜〜〜〜〜〜


ここでの問題はとても奥が深くいろんな意見があると思います。

病気の子供もいるし、エイズの心配もある。
障害を持った子供の将来は?
施設が良くなることで、ここを利用しようとする無責任な親が増える可能性もなきにしもあらず。


実は、私たちが訪ねた翌日

林の中に捨てられていた生まれたばかりの赤ちゃんが連れられてきたそうです。


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by mikiume-nz-africa | 2013-09-24 16:59 | ガーナ出来事