ゴールドハンター
2011年 01月 03日
アフリカの奥地、キラキラ光るものが埋まっているその上に住んで早4ヶ月。
金の鉱山であるものの、実際にはそのものを一度も見たことがなく、もちろん”金の延べ棒”を手にするなんてとんでもない。
だけど、とうとうそのキラキラしたものが埋まっているところへ行く機会がやってきました!
昨日言ったとおり、私はVIPのおこぼれをもらいお供させてもらっただけなんだけど・・・。
ところで、去年はチリやニュージーランドでの鉱山での事故が相次ぎ、鉱山での事故に関しては記憶に新しい人も多いと思います。
やっぱり危険を伴う場所であることは間違いなく、入る前にはしっかりとした説明を受け、装備も万端で入ります。
ヘルメット(ヘルメットにはライト装備)、安全グラス(大きなサングラスみたいなもの)、長靴(やわらかいものではなくとても堅くて頑丈)、酸素マスク
これらを装備して、ごん兵の安全講習を簡単に受けます。
地下で何か事故があった場合の緊急対策とか、酸素マスクの着用の仕方、SOSサインなど、なんだか聞いている内にちょっと緊張してきます。
さあ、準備万端!の私達
地下のトンネルは真っ暗なので、服装も反射板のついた服を必ず着用しなければなりません。
私はごん兵の服を借りたのでブカブカ・・・。
酸素マスクの箱はかなり重くて腰にずっしり。そして長靴も堅くて重たいので歩くのも結構大変。そしてヘルメットはずるずる落ちてくるので傍から見た私はかなり情けない歩き方をしていたと思われます。みんな笑ってたからね。
さて、地下の入り口はこんな感じでここから暗いトンネルを地下へ地下へと入っていきます。
当然だけど真っ暗
道も狭いので大きなトラックが来ると広いところに移動してお互いに道を譲ります。
天井には換気をするための大きな筒が通されています。
爆弾を使って一日に2回岩を砕き、後はマシンやブルドーザーみたいなものを使って作業をするので、埃もすごく、換気は安全面で絶対必要なんだそうです。
そんなに急な道ではないけど、10分くらいで地下の一番下まで行きました。地上から約200m。
実際にはそんな感じはしないんだけど、ここで事故でもあったら・・・と思うと自分達の居る場所がかなり危険に思えてきてちょとぞっとした・・。
ごん兵はVIPにものすごく丁寧に説明していました。(当然だけど)
どうやって掘るのか、どのくらいの割合で爆破させるのか、何人くらいが常備働いているのか、どこから緊急脱出するのかなどなど・・・。
おまけにごん兵、自分が昔々やっていたドリル作業のしかたなんかも説明し始めた。
(今は年齢的に無理もあるためそうゆう肉体労働はしていません)
とても私達では持ち上げられない重いドリル。
これで岩を砕くんだそうです。
さて、私・・・
もちろん彼の説明は聞いていたんだけど、内心は・・・。
「で? それで?・・・・・ 金はどこなの? 肝心のゴールドはどこなのさ?」
と、言いはしなかったけど、テレパシーと眼力で訴えておりました。
でも、いつもは強力な私のテレパシーもトンネル内では威力は発揮しなかった模様。
で、次に案内されたのは非難小屋。
実はこれ、とーーーっても大事な場所だそうです。
もしも爆発事故など脱出できない状況になったときに非難する小屋で、中にはトイレ、エアコン、無線、水、酸素、救急道具、などなど、大人8人が最低24時間だか48時間だか(いい加減な記憶)待機できるようになっているそうです。
中に入ってみましたが、エアコンは常についているそうで涼しく快適でした。
もちろん爆発にも対応できるように頑丈に作られているので、これ一つでも目玉が5メートルくらい飛び出るほどのお値段がするらしい。
だけど、命に変えられませんからね。
一番大事なことは何よりも ”安全”
ところで、トンネルの中は機械、ブルドーザー、換気風の音がしていて結構うるさく、大声で話をしないと会話ができません。
なので、ここで働く人たちはいろんなサインでお互いの意思疎通を図ります。
最初、私とVIPがノロノロとおしゃべりしながら歩いていたら、ごん兵に注意をされたんですが、そのときにサインを教わりました。
私が教わったのはシンプルなサインですが、どのサインも頭にある電気を使うので、頭を動かします。
”こっちに来い!Come here!”のサインは〇をグルグル描く
”あっち行け Go away!”もしくは ”下がれ Stay back!”は 頭を上下に
”来るな Dont come” は 頭を左右に
だそうで、
”じゃ、ちょっと試しにやってみよかな”と、頭をグルグル回したら、ごん兵もそして彼の部下までもこっちに歩いてきたのでびっくり!(当然なんだけど)
「ソ~リ~!ごめんなさい!テストです、テスト」と思いっきり笑顔で謝りました。
さて、今度は小さな穴を梯子を使って下に降りて行きました。
暗闇、重い長靴、更に重い酸素器具を背負っているのでなかなか歩きづらかったんですが、降りて行った場所にあったのは・・・・、
そう!
” 金 脈 ” でした!
長くなったので、この続きはまた明日!
金の鉱山であるものの、実際にはそのものを一度も見たことがなく、もちろん”金の延べ棒”を手にするなんてとんでもない。
だけど、とうとうそのキラキラしたものが埋まっているところへ行く機会がやってきました!
昨日言ったとおり、私はVIPのおこぼれをもらいお供させてもらっただけなんだけど・・・。
ところで、去年はチリやニュージーランドでの鉱山での事故が相次ぎ、鉱山での事故に関しては記憶に新しい人も多いと思います。
やっぱり危険を伴う場所であることは間違いなく、入る前にはしっかりとした説明を受け、装備も万端で入ります。
ヘルメット(ヘルメットにはライト装備)、安全グラス(大きなサングラスみたいなもの)、長靴(やわらかいものではなくとても堅くて頑丈)、酸素マスク
これらを装備して、ごん兵の安全講習を簡単に受けます。
地下で何か事故があった場合の緊急対策とか、酸素マスクの着用の仕方、SOSサインなど、なんだか聞いている内にちょっと緊張してきます。
さあ、準備万端!の私達
地下のトンネルは真っ暗なので、服装も反射板のついた服を必ず着用しなければなりません。
私はごん兵の服を借りたのでブカブカ・・・。
酸素マスクの箱はかなり重くて腰にずっしり。そして長靴も堅くて重たいので歩くのも結構大変。そしてヘルメットはずるずる落ちてくるので傍から見た私はかなり情けない歩き方をしていたと思われます。みんな笑ってたからね。
さて、地下の入り口はこんな感じでここから暗いトンネルを地下へ地下へと入っていきます。
当然だけど真っ暗
道も狭いので大きなトラックが来ると広いところに移動してお互いに道を譲ります。
天井には換気をするための大きな筒が通されています。
爆弾を使って一日に2回岩を砕き、後はマシンやブルドーザーみたいなものを使って作業をするので、埃もすごく、換気は安全面で絶対必要なんだそうです。
そんなに急な道ではないけど、10分くらいで地下の一番下まで行きました。地上から約200m。
実際にはそんな感じはしないんだけど、ここで事故でもあったら・・・と思うと自分達の居る場所がかなり危険に思えてきてちょとぞっとした・・。
ごん兵はVIPにものすごく丁寧に説明していました。(当然だけど)
どうやって掘るのか、どのくらいの割合で爆破させるのか、何人くらいが常備働いているのか、どこから緊急脱出するのかなどなど・・・。
おまけにごん兵、自分が昔々やっていたドリル作業のしかたなんかも説明し始めた。
(今は年齢的に無理もあるためそうゆう肉体労働はしていません)
とても私達では持ち上げられない重いドリル。
これで岩を砕くんだそうです。
さて、私・・・
もちろん彼の説明は聞いていたんだけど、内心は・・・。
「で? それで?・・・・・ 金はどこなの? 肝心のゴールドはどこなのさ?」
と、言いはしなかったけど、テレパシーと眼力で訴えておりました。
でも、いつもは強力な私のテレパシーもトンネル内では威力は発揮しなかった模様。
で、次に案内されたのは非難小屋。
実はこれ、とーーーっても大事な場所だそうです。
もしも爆発事故など脱出できない状況になったときに非難する小屋で、中にはトイレ、エアコン、無線、水、酸素、救急道具、などなど、大人8人が最低24時間だか48時間だか(いい加減な記憶)待機できるようになっているそうです。
中に入ってみましたが、エアコンは常についているそうで涼しく快適でした。
もちろん爆発にも対応できるように頑丈に作られているので、これ一つでも目玉が5メートルくらい飛び出るほどのお値段がするらしい。
だけど、命に変えられませんからね。
一番大事なことは何よりも ”安全”
ところで、トンネルの中は機械、ブルドーザー、換気風の音がしていて結構うるさく、大声で話をしないと会話ができません。
なので、ここで働く人たちはいろんなサインでお互いの意思疎通を図ります。
最初、私とVIPがノロノロとおしゃべりしながら歩いていたら、ごん兵に注意をされたんですが、そのときにサインを教わりました。
私が教わったのはシンプルなサインですが、どのサインも頭にある電気を使うので、頭を動かします。
”こっちに来い!Come here!”のサインは〇をグルグル描く
”あっち行け Go away!”もしくは ”下がれ Stay back!”は 頭を上下に
”来るな Dont come” は 頭を左右に
だそうで、
”じゃ、ちょっと試しにやってみよかな”と、頭をグルグル回したら、ごん兵もそして彼の部下までもこっちに歩いてきたのでびっくり!(当然なんだけど)
「ソ~リ~!ごめんなさい!テストです、テスト」と思いっきり笑顔で謝りました。
さて、今度は小さな穴を梯子を使って下に降りて行きました。
暗闇、重い長靴、更に重い酸素器具を背負っているのでなかなか歩きづらかったんですが、降りて行った場所にあったのは・・・・、
そう!
” 金 脈 ” でした!
長くなったので、この続きはまた明日!
by mikiume-nz-africa
| 2011-01-03 17:16
| タンザニア出来事